マックユーザーでウイルス対策ソフトを使っている人なんて,みつけるのも難しいんだから,下地はできてますかそうですか。
quote:マックOS Xを対象とした悪質なワームが登場している。オープナー(ソフォス社のページ)と呼ばれるそのワームは,キーロガーなどさまざまな破壊的機能を持っている。オープナーは拡散しておらず,マック・コミュニティでの情報はこのワームの威力が強まらないようにと話が進められている。
まぁオープナー開発元のひとつのようにもなっているページをきちんとくまなくみれば,オープナーがどんな働きをするか,どんな作り方をすればいいか,すぐにわかるだろう。現在のところは,オープナーがシステムに入り込むには,直接相手のマックを操作するか,管理者のパスワードが必要になるので,さっぱり拡散してはいない。が,ソフォス社のページのニュースリリースにあるように,ウイルスとかにはすこぶる安全と思い込んでいるマックユーザーにはよい警告になるだろう。まぁ警告なんかしてもムダなのは,わかりきってることだけど:-D。
記事にもあるが,1980年代後半ごろにはウイルスはPCではなくマックでの大問題だった。もちろんいまのマックOS Xではなくクラシックマックのほうだが,CProやnVIR,あとハイパーカードのウイルスなど,懐かしい人もいるだろう。なんかアンチウイルスソフトもあったなと思ってたら,そうそう,Disinfectant。まだ配布してるのか(ベクターのページ)。オープナーはどうやって拡散させるかが鍵になるけど(そもそもユーザーが少ないしね),やれること(リモートコントロール,ファイルの削除,パスワード変更,セキュリティ設定の変更など)の力は存分にみせているので今後が楽しみだ。
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